転職するITエンジニアが円満退職をするコツ

ITエンジニアの仕事は激務なので、今の職場の待遇に不満を抱いて転職をする人は少なくありません。退職を決めた際に円満退職を希望するなら、辞意を会社に伝える場で相手を思いやることが重要です。
辞意を伝える相手というのは、大抵の場合は直属の上司になるでしょうが、世間話や仕事の報告をしている流れで、突然に辞意を伝えるのは危険です。心構えができていないときに辞意を伝えれば、上司は大きなショックを受けます。
そのせいで上司の心象が悪くなれば、円満退職をすることは難しくなります。辞意を伝えるつもりであれば、事前に重要な話をしたいと仕事の忙しくない時間を狙って、二人きりで話せる場所に呼び出しましょう。

上司のことを思いやるならば、辞意を伝える場を設けるだけでなく、伝える言葉にも気をつけなければなりません。
会社や上司の批判をして辞めたいところでしょうが、そういう言葉をぶつければ喧嘩になります。今までお世話になったことに感謝しつつ、辞めたいということを伝えれば穏やかに話を終えられます。
辞意を伝える際、引き止められることも想定しておきましょう、曖昧に言葉を濁すのではなく明確な拒否ができるよう、イメージトレーニングをしておくと良いでしょう。
自分が辞めた後のことも考えて、引き継ぎの準備をしておけば文句をつけられることはなく、退職の意志が固いということもわかってもらえます。
上司に辞意を伝えた後は、同僚たちにも挨拶をすることになります。その際も職場についての不平不満ではなく感謝を口にしていれば、反発を受けることはないでしょう。